〜尿酸が多くなるとどんなことが起こる?高尿酸血症の基本〜
プリン体って聞いたことありますか?
体の細胞の中にあって、元気な体を保つためにとても大切なものです。このプリン体は、変わると「尿酸」というものになり、普段はおしっこやうんちで体の外に出てきます。 ところが、この尿酸が体の中にたくさんあると「高尿酸血症」という状態になります。最初は、体の具合が悪いと感じないことが多いんですが、放っておくと体にいろいろな問題が起きることがあります。
特に、男性の方はこの病気になることが多いものです。女性の方は、一定の年齢までホルモンのおかげで大丈夫なことが多いのですが、それを過ぎると注意が必要です。
尿酸がたくさんあると、どんなことが起こるか、簡単に説明します。
- 痛風発作:突然、足の親指がとても痛くなること。食べ物やお酒をたくさんとった後に起こることがよくあります。
- 痛風結節:手や足、耳などに小さなこぶができること。これは、尿酸がたまってできるものです。
- 痛風腎:尿酸が腎臓にたまると、腎臓の働きが悪くなることがあります。進むと、とても深刻な状態になるので、気をつけてください。
- 尿路結石:おしっこの中の尿酸が固まって、石みたいになること。これが、おしっこの通り道に詰まると、とても痛くなることがあります。
尿酸の問題は、早めに対処しないといろいろなところに影響します。定期的に健康チェックをして、健康な生活を心がけましょう。
高尿酸血症の人の中には、糖尿病や高血圧、太っている方など、他の病気を持っている方もいます。尿酸が多いことは、腎臓の病気のリスクも高くなります。だから、ただの「痛風」と思わず、お医者さんのアドバイスを受けることが大切です。
高尿酸血症が起こる主な原因
- 尿酸がたくさんできる:がんの方や、とても太っている方、激しい運動をすると、尿酸がたくさんできます。
- 食事からの尿酸:レバーや干しシイタケ、煮干しなど、尿酸が多い食べ物やお酒をたくさんとると、尿酸が増えます。
- 尿酸がうまく出ない:一番多い原因です。遺伝やお酒、水分を十分にとらないこと、激しい運動などが関係しています。
いくつかの原因が重なると、状態が悪くなることも。高尿酸血症は、ちょっとした日常の注意で、問題を防ぐことができます。
高尿酸血症とは?対策の大切さを知ろう
高尿酸血症とは、血液中の尿酸が多くなる状態のことを指します。この状態を放置すると、足や手が突然痛む「痛風」や、尿の道が詰まる「尿路結石」、さらには「腎臓のトラブル」などの健康問題を引き起こす恐れがあります。
また、高尿酸血症の人は、「高血圧」や「糖尿病」といった生活習慣病のリスクも高まることが知られています。これらの病気は、心の病や脳のトラブルの原因にもなりかねません。だから、尿酸の量を適切に保つことはとても大切です。
どうやって対策すればいいの?
まず、日々の生活を見直しましょう。もちろん、お医者さんが出す薬も役立ちますが、毎日の食事や運動の習慣を改めることが、体の中から元気になる第一歩です。
食事のポイント
- バランス良く食べることを心がけましょう。
- 肉や魚の内臓など、尿酸の原因になる食材は適度に。
- 野菜や果物はたくさん食べるといいですよ。
- お酒に注意:お酒は尿酸を増やす原因になることがあります。飲む時は量に気を付けましょう。
- 運動を続ける:過度な運動は控えめに、しかし歩くことはとても良いです。毎日の散歩を習慣にしましょう。
高尿酸血症をうまく管理することで、他の健康トラブルを防ぐことができます。自分の体調や生活をよく知り、最善の方法を選ぶことが大切ですね。