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池尻、内科、リハビリテーション科の、古川病院の公式サイトです。古川病院は病院創立以来約100年という歴史を歩んできた、地域に密着した療養型病院です。当院は医療療養型病床と介護療養病床合わせて36床あり、外来・通所リハビリテーション・訪問リハビリテーションがあります。グループホーム永井の里も併設しています。

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血液の中の脂肪についての知識

血液の中には脂肪が含まれています。これが多すぎたり、少なすぎたりすると、血液がドロドロになったりして健康に良くないことが起こります。こういった状態を「脂質異常症」と言います。しかし、自分でこの状態を感じるのは難しいです。だから、定期的に健康診断を受け、血液の中の脂肪の量をチェックすることが大切です。


脂肪の種類とその基準

  • 悪玉脂肪が多い場合
  • 良い脂肪が少ない場合
  • 一般的な脂肪が多い場合

脂肪の数値には、ちょっとした目安があります。それは、食事の前に測ると良いです。

人々は、脂肪が悪いものと考えがちですが、実は私たちの体にとって大切な成分の一つです。食事から適切な量の脂肪を取ることは大切ですが、多すぎると体に良くないので、バランスをとることが大事です。


血液の中の4つの脂肪

  1. コレステロール:体の細胞やホルモンを作る材料になります。
  2. 一般的な脂肪:体がエネルギーが足りない時に使われます。
  3. リン脂質:細胞を守ったり、細胞同士のやりとりを助けます。
  4. エネルギーに変わる脂肪:エネルギーが必要な時に一般的な脂肪から作られます。

なぜ脂肪のバランスが崩れるのか 主な原因は2つ。一つは、遺伝や体の特性。もう一つは、生活の習慣や他の病気から来るものです。

遺伝の場合

  • 家族でコレステロールが高い人がいる場合
  • 家族でコレステロールと一般的な脂肪が高い人がいる場合

生活の習慣が影響する場合

  • 食べ過ぎ、甘いものやお肉を多く食べる、アルコールをたくさん飲む
  • 運動をしない、タバコを吸う

生活の習慣を見直すことで、体の健康を守ることができます。

他の病気や薬が影響する場合

  • 糖尿病、甲状腺の病気、腎臓の病気など
  • ある種の薬を飲むこと

もし、病気が原因ならその病気の治療が先です。薬が原因の場合は、医師に相談しましょう。


血中の脂肪の問題とそのリスク

血中の脂肪が増えると、血がドロドロになり、血管が傷つきやすくなります。この状態で、特に「LDLコレステロール」という物質が多くなると、血管が固くなったり詰まったりするリスクが高まります。この結果、心臓や脳の病気のリスクが上がってしまいます。また、肝臓や腎臓にもよくありません。そうならないためにも、早めに医者に相談しましょう。

健康を保つための生活習慣 カリフォルニア大学のブレスロー教授が、健康を保つための7つの習慣を提案しています。

  1. タバコを吸わない
  2. 毎日少しでも体を動かす
  3. お酒は控えめに
  4. 夜は7〜8時間しっかり休む
  5. 体重を適切に保つ
  6. 朝ごはんはちゃんと食べる
  7. おやつは少なめに

脂質異常症の対応について もし血中の脂肪の値が高いと分かったら、内科の医者に相談が大切です。最初に、自分の生活の習慣や、今までの病気のこと、家族の病気のことなどを伝えます。主な目標は、血中の脂肪の値を適切な範囲にすることです。そして、適切な食事や運動を心がけることが大切です。必要に応じて、薬を使うこともありますが、他の薬と一緒に飲むときなどは、医者としっかり相談が必要です。


健康のための食事のポイント

毎日の食事が健康にとても関係しています。特に、塩や砂糖、脂っこいものは控えめにしましょう。LDLコレステロールが高い人は、肉の脂っこい部分やチーズは少なめに。揚げ物やケーキなども控えめが良いです。その代わりに、野菜などの食物繊維が豊富なものを増やしましょう。HDLコレステロールが低い人や、中性脂肪が高い人も、甘いものやお酒は控えめにし、魚や野菜をたくさん食べるように心がけましょう。

用語の簡単な説明

  • 飽和脂肪酸:牛肉やバターに多い脂肪。多く取りすぎると、体によくありません。
  • トランス脂肪酸:ケーキや揚げ物に多い脂肪。体によくないので、控えた方が良いです。
  • 多価不飽和脂肪酸:血液をきれいに保つ脂肪。しかし、取りすぎると良くないことも。

毎日の食事に気をつけて、元気に長生きしましょう!


健康な体のために脂肪を上手にとるヒント

どんな食材を選ぶ?

 お肉は、脂っこくない部分を選びましょう。魚では、青い背の魚が良いですよ。出来るだけ自然な肉や魚を選ぶと、体に優しいです。そして、たくさんの野菜を食べるのも大切。特に、農薬を使わない野菜が最もおすすめです。

どう調理する?

 お肉や魚は、脂っこくならないように工夫して調理しましょう。野菜は、火を通して少なくして食べるのも良い方法です。また、塩をたくさん使わないように注意しましょう。

食事の組み合わせは?

健康に良い食材の組み合わせを覚えると良いですね。

  • 体の中の余分な脂肪を出す:野菜の繊維 + 脂肪
  • ビタミンをよく吸収:ビタミンA + 油
  • 体を守る力を高める:ビタミンE + ビタミンA/C
  • 脂肪が酸っぱくならないように:健康的な脂肪 + ビタミン
  • 良くない脂肪を増やさない:魚の油 + 大豆の成分


体を動かすこと

歩いたり、軽い運動は、体の中の脂肪を減らすのに良いです。1日30分、体を動かしましょう。運動する時は、水分を取るのを忘れずに。でも、冷たい水やたくさんの水を一度に飲むのは避けて、少しずつ飲むのがおすすめです。

タバコと体の脂肪 タバコは、体にとって良くありません。タバコをやめると、体の健康が良くなります。タバコをやめたい方は、病院でのアドバイスを受けると良いでしょう。


まとめ

体に良い生活をするためには、運動したり、水をしっかり飲んだり、タバコをやめたり、アルコールを控えたり、良い睡眠をとったり、リラックスすることが大切です。健康な生活を心がけて、体の脂肪の問題を減らしましょう。

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